新時代のお墓の管理のあり方①
Posted: 2014.06.10
昨日、三家族合同のお墓が完成いたしました。
と言っても、それぞれにお墓建立の物語があります。
なぜ合同と言えるのか?
というのは、お墓に関わる三家の子孫にとって
※ 将来お墓詣りが一か所ですむので楽にできる。
※ 自分たちも仲が良いので、未来も親族同士、末永く仲良く暮らしてほしい。
※ お墓をみんなでみていってほしい。
そんな意味も込めてのお墓づくりとなりました。
いくら仲良くても、そんなにタイミングよくお墓づくりを一緒には
難しいとは思いますが、もしできたら人生においてとっても素敵な出来事かと思います。
また、今回のようなお墓の集約を、引っ越しをすることで、
既存のお墓をみんなで守れるようにすることも可能です。
ご親族墓をつくることも良いことですね。
今回、娘さんの家の建墓をきっかけで、一緒にお墓を建てる決断をされたお母様。
旦那様は、26年も前に亡くなられていて、「暗い納骨堂に入っていた」(本人談)
ので、やっと北海道の大地に還すことができると言って喜んでおりました。
石屋だからこのことを言っても、利益誘導の言葉に聞こえるかと思いますが、
昨今は、都市部を中心に納骨堂や、合同供養塔が増えつつあります。
それにより、せっかくご先祖代々のお墓を管理されている方が、
(お墓を守ることは、本来とてもありがたいことですが、昨今は重荷となっている方も現実的に
いらっしゃいます。)
お墓を撤去して合同供養塔や納骨堂に移す方々が、かなりのスピードで増えております。
しかし、お墓はそもそも日本では、家を継承する証となる大切な心なのです。
また、お墓を撤去することで、ふるさとを失いかねないのです。
人間は、忘れる動物です。ふるさとにお墓があるからこそ、年に一度は
お盆にお墓詣りをして、懐かしい親戚や友人たちと会い語らうことができるのも
お墓がふるさとにあるからこそなのです。
今の日本は、若い人にとっては、都会がいいかもしれません、
しかし情報が世界中で共有できる中、近い未来にふるさとに関わることが注目される時代が
来るかもしれません。(その方向性で世の中は動いていると思います。)
だから、お墓を管理しているお父さんお母さんたちに言いたいのは、情報に流されず
お墓のことは、じっくりとお考え下さい。できれば子供世代ともしっかりとお話をしてみてください。
大切な心を、家族・世代間の絆の証であるお墓を、安易になくしてしまわないように。。。
今一度、お考え下さい。
当社では対策は、いくつもご提案できます。親身にご相談にのらせて頂きますが、
ご相談は無料です。これが山崎石材ができることです。