お墓の移転 ちょっと考え直しませんか?
Posted: 2014.07.02
屯田兵時代のことを、憶う記念碑として記している記念碑がありました。
お墓を引っ越しした時に、屯田兵時代の想い出と、お墓の引っ越し先を記してあります。
この方に関わるご親族にとって、今後自分たちのルーツを探る旅も企画できますね。
また、滝川市にとっても貴重な歴史的資料にもなっていくことでしょう。
さて、最近、田舎のお墓を撤去し、都市部にご先祖様も引っ越しという話が多いですが、
石材店としてというよりも、日本人として、「ちょっと待って」と言いたいです。
永らく日本はその土地に根差す生き方が、こんなにも急激に変わっても
いいものかと、危惧してしまいます。(今後また逆転現象「ふるさと回帰」が起こるかもしれない。)
とは言え、お墓を守る人がいないからどうしようもない!
と ご自分で決めつけないようにされた方が良いかなと思います。
当社では、そんな場合でもご相談にのらせて頂きます。
ご一緒に良い方法を、考えていきましょう。
ところで、冒頭に書いた、「屯田の昔を憶う」の記念碑のこと。
当社所在地、北海道 そしてこの滝川市は空知の中核として
明治22年くらいから、約800人以上(その家族を含めるともっと)の屯田兵が
来道・滝しております。
西郷隆盛が明治4年(1871年)から明治6年(1873年)にかけて
士族による北方警備と開拓を主唱したのが屯田兵のきっかけと言われております。
あの坂本龍馬も大政奉還で武士が職を失うことを予想し武士の力を
北海道開拓に活かすことを考え、同志にエゾ(北海道)に渡り、新しい国をつくることを述べていたようです。
日本人が土地に根差す生き方が主流の時代に、士族は屯田兵となり、国の方針とは言え、
よくぞこの北海道に来たものです。(士族は農民とは違い国替えはあったのかもしれませんが。。。)
これからの時代、アジアを中心として外国人との交流も増えていくと予想される中、
道産子は北海道の歴史により興味を抱き
自分たちのルーツに誇りを持ち、この北海道を盛り上げていきたいものです。
そういう意味でも、この記念碑のような石碑や多くの墓石は
当然、その家の歴史を未来へ語り継ぐ大切な手紙でもありますが、
各自治体にとっても貴重な歴史資産となりうるものと思います。
当社としても、貴重な歴史資産を守るべく、今後も事業を進めてまります。