クランジ戦没者共同墓地(シンガポール)はガーデニング墓地
Posted: 2012.12.04
Kranji Commonwealth War Cemetery, Singaporeクランジ戦没者共同墓地
欧米のお墓らしくシンプルなデザイン
ですが、文字の彫刻がサンドブラスト(機械彫り)ではなく、手彫りで手間がかかっております。
日本で一般的に墓石に使用する石質とは違い柔らかめの石質とはいえ、心がこもっているとも言えます。
草花、芝生の管理が完璧です。
さすが、ガーデニングで有名なお国柄ですね。
母国から遠いところで、戦死した国民に対しての気持ちが伝わるような・・・
英連邦のこのような墓地は世界の143カ国にあって、
そのほとんどにあたる2500箇所の戦死者墓地は1917年に英国王室憲章により
設立された英連邦戦死者墓地委員会(Commonweals War Graves commission)が
管理していて2000人近い職員(主として庭園管理や建築物維持のための技術者)
が世界中で働いているのだそうです。
戦勝国だからできることなのでしょうか?
同じシンガポールにある外国人墓地でも、前回のブログでご紹介した
日本人墓地とは管理事情は違いますね。
日本人墓地=自治管理 英国戦没者墓地=英連邦管理
短絡的にどちらが良いとかは、結論は出せませんが興味深い話題です。