お花の手入れ
Posted: 2012.05.22
今朝は、朝から気持ちの良い天気なので
うちの嫁が当店の花咲く展示場のお花の手入れをしております。
ハサミを持って狙いを定めているので
少し、ざりかに っぽく見えますが、嫁なんです。
お墓は、あの世との交信をする処です。
そんな大切な墓所が季節のお花に囲まれているスイスという国の墓所は
ご先祖様、その土地の先人達に対して敬愛の念の深さを感じます。
ぼく自身も、お墓をテーマに数カ国を旅しておりますが、
世界の国々のお墓事情は、考え方やデザイン、墓地に対する景観
地域の暮らしとのつながりなどを考えると、とっても奥が深く興味深いいものです。
実は、日本国内でも欧米とは違いますがお墓は地域に根差した文化だなと感じることが多々あります。
北海道札幌の豊平墓地(現在里塚墓地に移転)では特に明治後期から昭和初期にかけて
巨大で立派なお墓がたくさんありました。(個人、夫婦のお墓が多い)
内地からそれぞれの決意を持って新天地 北海道に渡り
大地に生きた証を残す、遠く内地の故郷に対して
成功した証を墓石に刻みたい などの想いを込めて大きく立派なお墓を
つくった人もたくさんいらしゃったと思います。
そして戦後復興からこれまで当たり前のように建てられてきたお墓ですが(家族のお墓が多くなっている)
今後の日本では地域社会とお墓、墓地とのつながり、未来の街づくりを見据えながら
先人たちを敬愛する処を 大切に考える時代になったのだな感じております。
文章が長くなるので抽象的にしか書きませんでしたが
お墓って過去と未来をつなぐもの。ただの石ではないということで本日のブログは締めたいと思います。
ざりがに からの話でした。ご清聴ありがとうございます。