ふるさとにお墓を持つこと
Posted: 2014.08.16
お盆も今日で終わりですね。
フェイスブックなどを見ていると、皆さん結構遠方にお墓参りをしている出来事が
アップされていて、お墓文化を未来に継承する身としては、嬉しく思います。
そういう、自分も札幌にお墓があるので、車で片道約1時間ちょっとのお墓参りに行って参りました。
行かないと気にかかる、行くとすっきりとするというのがお墓参りでしょうか。
まだ8か月の娘がすくすく育つように、お願いをご先祖様たちにしてきました。
さて、表題のふるさとにお墓を持つこと についてお客様の建立事例で少し書かせて頂きます。
今回は、ご先祖代々のお墓をそのまま故郷の墓地に残す、そしてお墓を新しくしたい。
というお話でした。
亡きお父様は、ふるさとの家業である農家の仕事が嫌で、ご両親を説得して
田舎から札幌に出ました。そのまま、札幌で生涯を終えましたが、
お父様は、きっと反対を押し切って出たふるさとに対しての思いがある!
きっと戻りたいのでは?と息子さんたちが思ったのでしょう。
その息子さん達二人が、かなりの遠方に暮らしているにも関わらず(車で6時間以上)
「お墓をふるさとに、建て直そう!」
と決断してくれて、お母様もご親族もうれし涙を流し喜んだそうです。
先祖代々のお墓である、これまでのお墓にも思い入れがありそうだったので、
文字をすべて字刷りして、新しいお墓にまったく同じ書体で彫り込みました。
何よりも、ふるさとでお墓が新しくなるという喜びは、当事者でなくては
味わえない感動なのかなと、納骨の場に立ち会いながら感じました。
ふるさと
それは、これからの時代を生きる心の源となるように思います。