散骨はすべきではない
Posted: 2013.07.11
昨日、「散骨はすべきではない」の著者で、日蓮宗のお寺のご住職でもある
長澤宏昌先生のお話を聞いて来ました。
先生は、「散骨の話をすると、お寺にとって利益を損なう?どうせ業界人?」
というように昨今は見られてしまうことに対して、ご自身を戒めながらも
6万年前、ネアンデルタール人がきちんとお墓をつくっている事実があり
その後の旧石器時代から今日までの、日本での死者埋葬の歴史事実視点から
日本の埋葬やお墓に関する現状と、今後の方向性のヒントを
教えて頂きました。
本題の、散骨に関してぼく自身は否定も肯定もしません。
ただ、故人にとっての心の故郷に散骨されるのだったら
ぼくは、肯定すると思います。
しかし、ただ日本の現在の法律と、散骨業者の都合により
縁もゆかりもない場所に散骨ということなら
ご家族は、その埋葬に関してじっくりと考えられることをお勧めいたします。
また、人間は、忘れるからこそご先祖様と子孫をつなげる
仏壇やお墓という手を合わせ、背中で子供たちにご先祖様の存在を
教えていく場所が必要とぼくは思います。
ということで、先生の話とても参考になりました。
ありがとうございます。